2009年 07月 15日
銀河鉄道の夜・・・細野晴臣

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の
アニメ映画バージョンのサウンドトラックです。
私は、宮沢賢治も、「銀河鉄道の夜」もかなり好きです。
「銀河鉄道の夜」のサウンドトラックは、私の知る限りでも、
3つあって、全部聞いたのですが、私は、この
細野晴臣さんのCDが一番気に入っています。
そして、宮沢賢治の作品の、アニメ映画も、結構あるのですが、
やっぱり脚本が、別役実さんの「銀河鉄道の夜」のこの作品が一番気に入っています。
どちらもすごーーーいよく出来ています。
宮沢賢治の作品は、単なる、童話とか、空想の物語を超えていて、
そんな現実を、宮沢賢治は生きていたのかなと思います。
さそりの火の話と、タイタニック号沈没のエピソードと、
カムパネルラが、石炭袋に行ってしまう場面なんか、
何回読んでも、泣いてしまうので、
外では、読まないようにしています。
(一度、電車で号泣して恥ずかしかったので(笑))
でも、宮沢賢治は、日本語でしか読めないのですよ!!
英語に訳すことが、難しくて、
訳したものは、かなり難解になり、理解できないそうです。
むふふ!日本人でよかった!
私は、ずっと舞台で、銀河鉄道の夜がやりたくて、
これまでに、銀河鉄道の夜が、モチーフになっている舞台に
2回かかわったことがあります。
もしかしたら、舞台やったら、外国の人にも伝わるかもなぁと、
思います。
また、舞台でやってみたいなぁ。
2009年 01月 20日
西村由紀江さんのピアノ
「夢十夜」を舞台にしたことがあります。
演出がしっかりした演出力がない、役者もそんなにうまくないので、
みんで、色々なアイデアを
出し合って、動きとセリフをいろんな取り組み方でやってみたら、
変わった舞台が出来上がりました。
その時の音響さんが、舞台中に使用していた音楽が、
西村理紀江さんのピアノの曲でした。
すっかり忘れていたんですが、最近CDを整理していたらでてきたので、
聞いてみると、当時の稽古場から見える景色や、メンバーのことを
思い出したのです。
私は、これまで、あんまり、過去を振り返って思い出したりすることがなかったのですが、
思い出した景色が、とても美しいのです。
芸大の体育館のガラスから見える大きな夕日とか、
色々もめたけど、いろんな表現を考えたこととか、
演出プランを一生懸命考えたこととか、
何もできなかったけど、一生懸命だったなぁと、思い出しました。
音楽がきれいだからか、物語が美しいからか、
もうそんな年齢になってしまったからか・・・。
ブワって心があったかくなる感じがしました。
いつまでも、そんな気持で、舞台に取り組めたらいいなと思いました。