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今日は子供達集中強化レッスン☆
もっと演技したい、学びたいという子供達に対するレッスン。
やり甲斐があった☆

そういう子供達には渡したいことが沢山ある(*^^*)

外郎売り。
言葉のイントネーション、アクセントを知ってコントロールすること。
アクセント通りに正しく言葉を発することができて、
始めて、効果を考えて崩すことができる。
だから、まずは言葉の音をコントロールすること。

それができたら、ボリューム、役によって気持ちによって、セリフが早いのか、遅いのか、
音が平板なのか、尖っているのか、
ピッチが高いのか低いのか、説得力がいるのか、ないのか、
様々なセリフ術としての言葉が成立してくる。
役を演じ分けること。


綱渡りや、コップでのみものをのむ。
これは見えないものをみる、感じることで、
見ている人に始めてその感覚が届く事を知る。
形だけを整えても、なにも伝わらない。
自分の心が動いていなければ、みる人の心は動かない。
そのために、ないものを想像してかんじること。
子供達の場合は、想像力は豊かなので、
ポイントを指し示してあげること、その指摘の数を増やして行くこと。

重さ、高さ、味、色、揺れ、動き、温度、気持ち、

台本も同じく、景色、関係性、気持ち、温度、
細かく細かく。

その上でのエチュード、
その場所で、景色を眺め続ける、空気を体感し続ける。

悲しみを増大させて泣く演技。
みんな、やってみることにまず躊躇。
僕は、私はできないと口から出る。
でも、みんな逃げなかった。
大人はうまく、本当の気持ちを出すことから逃げます。
子供達はみごとでした。

これは私ももらい泣き、みんなもらい泣き。
嘘で泣いたらもらい泣きならないので、
みんな、本当に悲しくて泣く事ができて、
素晴らしかった。

見えてくる、子供達の心の美しさ、素直さ、真っ直ぐの気持ち。
演技したい気持ち。

沢山伝わってきて、本当に嬉しかった(T ^ T)
いろんなレッスンをもって、
一生懸命やるのだか、
いろんな人がいるのだ、
当たり前に、いろんな心の形をしていて、
いろんな考え方があるのだ。それが悪い事ではないが、私は傷つくことがある。


いつの間に、心のなかから神様が消えてしまったのだろう。
誰も見ていなければいい。嘘をついてもいい。
これはいつからそうなってしまったのだろう。そして諦めて行くんだな。


子供達はできない自分にも、やりたい気持ちにも真っ直ぐでした。
(*^^*)


さて、そうして、ガベコレのお稽古場所へ。
本番を乗り越えての、お稽古場、
通しの覚悟ができていなかった通し稽古。本番モードに切り替えられない分のバランスの悪さが内蔵にきてきりきりする。

そのまま体感してみる。
発見が改めて沢山。
まず悲しい。我慢できないくらいに。
天と地の柱。自分がなくなる瞬間。
建物の殺気、攻撃、コントロールがきかない、
死ぬ覚悟。
大地を踏みしめる一歩一歩。
冷たく引き締まった空気の中、ただ佇み、見つめる過去と未来。…光。


出力。家に到着して、しばし放心。
by mihodontan | 2014-12-27 23:54 | Comments(0)