ただそれだけのこと

動き回っていたら、食べることを忘れてしまうので、
朝も昼も忘れてたりしていて、
少し疲れていて、

今日は時間があって、
歯の矯正も前歯以外全部入ったので、
ランチに、噛まなくていいビーフシチューを注文したら、
ものすごい大きな鉢に、繊維質豊富なサラダがついてきた。
レタスは噛むことが出来ずに、もぐもぐのふりをして、飲み込んで、
フランスパンは硬くて、噛むたびに、口の中を、金属で傷つけながら、
目の前のショーケースの中の、可愛いケーキが、誰かが注文するたびに15度ずつ欠けて行くのを眺めながら、
1時間以上かけて、お昼ご飯。
トータルで、きっと一日の食事の時間よりオーバーしました。

途中でお隣に、手話の3人さん。
ケーキを選ぶのも、頼むのも、会話するのも、
身体を動かして、言葉にならない声を駆使して、伝える、お話する。

私の肩を、ちょんちょんとたたいて、違いますよ、と言っているようにかんじて、
食後の紅茶を飲みながら、ぼんやりと考える。

小学校の時の給食みたいに、お腹いっぱいなのに、お掃除が始まったのに、ご飯が食べきれない時みたいに、
口の中が、ただひたすら痛くて
なんて大変な食事だろうの、1時間だったはずだけど、

お皿にいっぱいの瑞々しいレタスたちが味方してくれて、たくさんのことを乗り越えて、元気に生きている人は、意識しなくても、誰かを元気にしてくれるんだなと教えてくれた、知らない素敵な3人のお客さんに、秘密でありがとう、さようならを伝える。

不自由の、幸せ。
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by mihodontan | 2013-04-15 23:47 | 日常 | Comments(0)