夜が掴む……くじら企画

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今日は観劇!
やっと観に行くことができました、くじら企画の公演。

作者である大竹野さんとは、実は、一度お会いしたことがありました。
それは、とても象徴的な日だったと、今思い返せば思います。

私は、客席について、公演が開演するまで、会場の空気の感覚や、人の感覚や、
その日の、ことを思い返していました。

大竹野さんが亡くなった年の、お花見の日でした。
その日は大雨だったから、お花見なくなるんじゃないかって、思っていたのですが、
何があっても、決行!!とのお知らせをいただき、
大雨の中、出かけました。
本当の土砂降りで、
お花見会場は、ブルーシートの屋根の下、行われました。
少し先の視界が見えないくらいの雨で、
それでも、お花見を決行しているつわものグループはぽつぽつと存在して、
少し離れたところで、屋根の下、それぞれ火を囲んでいるといった感じ。

もう、花なんか関係ない…集まってご飯を食べて楽しむために、
何があっても決行されたお花見でした。

みんな一人ずつ自己紹介しようってなって、くじら企画の皆さんは、
とても芸達者だから、一曲歌いだしたり、踊りだしたりするなか、
私はどうしたらいいのか、わからなかったけど、
みなさんとても優しくフォローしてくださって、仲間に入れてもらった気がしていました。

雨はやむことがなくて、屋根のブルーシートにどんどん溜まっていって、
何分かごとに、青い大きな凸レンズみたいに迫ってくるから、
気付いたら誰かが、持ち上げて、溜まった雨を外にこぼす。
ということを繰り返していました。


でもすごい楽しかったんです。
雨さえ楽しくなっていった。
自己紹介も、誰かが歌った歌が大合唱になっていって、大爆笑したりして、
お料理も沢山で、お腹いっぱいになって、みんな笑っていました。


その夏に、亡くなられたと耳に入ってきたときに、
私は、記憶がそのお花見の日に、ス――って戻りました。

すると…あ~そういうことだったんだ~って感覚になる。


今日も客席で、少しの間、その日に戻っていました。


それから、もう舞台の空間が少し普通の空間と違う感じになっていて、
のどのあたりが苦しくなって、ちょっとわ~~って泣きそうな感覚と、
公演を支える人たちの、意志のエネルギーとか、
色々感じていまいた。

安部公房は私も好きで、大学時代に取り上げたんですが、
なかなか、安部公房の作品を観ることも、演ることもないので、
かなり嬉しい。

そして何よりも、最近受け取っているモチーフが繋がっていく感じがしたことが、
ビックリ・・・、私この作品のことは、今日初めて知って、
実は、会場に行くまで、なんて題名のお芝居かも知らなかったのに、
知っていた気がするほど、
最近のことがパズルのピースみたいに組み合わさって行きました。


「何故おまえは、この現実を選ぶのだ」
とか、メッセージを貰ってたんです。
それから、心の闇の風景も見たことがあった。
私たちは未来が描けないとも感じていた。
それから、私だったら、居場所をどこにみつけるだろうかと
単純に考えてみたりした。

私だったら~・・・・・引っ越す!!(笑)


なにこれ~~(@_@;)と思って、観終わってから、心斎橋から大阪まで歩くことにしました。

で、多分こうだと思いました。


舞台の神様っているんだなということでした(^v^)

だから、私たちのことを応援しているんだと思うんです。
それで、どんな条件であっても、
舞台の神様は舞台を応援しているんだから、
舞台の神様が、みんなに伝えたいメッセージの媒体になってたら、
人間の現実なんか関係なく、実現するんだと思います。

ただ、
最近の動きを観ていて思うことは、
主張に主張をぶつけると必ず対立し、現実的な力関係の中で、
尊い主張だったとしても、少数派や、力の弱いものは消されてしまうから。
対立構造を造るということは、このような意見を持っていますよということを、
表明することとしておいて、
だったらどうするかを実行した方がよくって…。
う~、上手く言えないけれども、
そこは、あんまり突っ込むところでもないような・・・。

その為に、やることがあるんじゃないかってことだと思った。


全体的なことでは、
自分の価値を認めることや、勇気を持って飛び出すこととかの、
方がいいような気がしたり。自分を知ることだったりするのかな・・・。


とにかく、大竹野さんや、舞台の神様が、
「がんばれ~~!」って言ってたんだ。
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by mihodontan | 2012-07-08 17:56 | 舞台 | Comments(0)